BigBoss(ビッグボス)は、ゼロカットルール(Negative Balance Protection)を採用しています。
これまで「口座単位」で行っていたゼロカットですが、2023年6月から、「ユーザー単位」でのゼロカットへルールが変更となります。
理由は、BigBoss(ビッグボス)が提供するボーナスやゼロカットシステムの盲点を利用したリスク過多な取引を行うトレーダー様が非常に増えているからです。
そこで、BigBoss(ビッグボス)の全てのクライアントに公平、かつ安心して取引できる取引環境を提供し続けるようにする為、ゼロカットルールを変更することになりました。
この記事では、BigBossが導入する新しいゼロカットシステムに関するルールについて説明します。
追証とは?
追証(追加証拠金)制度とは、取引によってトレーダーの口座残高がマイナスになってしまった場合に、そのマイナス分をトレーダーがブローカーや証券会社に支払う制度です。
ゼロカットシステムを採用しているブローカーに対しては、マイナス分の損失をブローカーがトレーダーに代わりに負担することでトレーダーの口座残高をゼロにリセットします。
トレーダーは、入金金額とボーナス金額の合計金額である「取引証拠金」より多い負債を負うリスクがないので積極的に取引することが可能です。
ゼロカットシステムが採用される口座
Standard, Pro Spread, MASS Standardの3種類です。
ゼロカットシステムが採用される口座に関しては、ルールの変更はありません。
CRYPTOS(全通貨)口座は現物仮想通貨取引をするための口座であり、仮想通貨CFDではありませんので、レバレッジが1倍までしか適用されません。
従って、実質的にCRYPTOS(全通貨)口座には、追証という概念自体がありません。
ゼロカットシステムが適用される単位
2023年6月以前 | 2023年6月以降 |
---|---|
口座単位 | ユーザー単位 |
これまで「口座単位」で行っていたゼロカットですが、2023年6月から、「ユーザー単位」でゼロカットされます。
従って、クライアントが保有される、Standard, Pro Spread, MASS Standardのうち、1つでもマイナス残高の口座があった場合、残高がある他の口座からの出金は不可となります。
CRYPTOS口座からの出金申請もできなくなります。
CRYPTOS(全通貨)口座は、現物仮想通貨取引をするための口座であり、仮想通貨CFDではありませんので、追証という概念がありません。
ゼロカットされる処理時間
2023年6月以前 | 2023年6月以降 |
---|---|
口座残高がマイナスになった日を起算日として、
1~2営業日以内に実施される。 |
自動補填処理は毎日日本時間7時と20時に実行されます。 |
ルールが変更された後は、口座残高がマイナスになった口座に対して、BigBossが自動補填処理を毎日日本時間7時と20時に実行します。
残高がある他の口座から自動的に補填処理が行われます。
つまり、複数の口座に口座残高があり、ある口座残高に資金があり、別の口座がマイナスの場合、資金のある口座をマイナス補填に利用します。それでもさらに、マイナスが残る場合はBigBossがマイナスを補填してゼロに残高を戻します。
※保有中のポジションに含み益がある場合には、ポジションを決済する事でマイナス残高の減額が行える状況につき、ゼロカットシステムは対象外です。
補填ルール
適用される口座タイプ
補填に利用される資金は上記のStandard, Pro Spread, MASS Standardの3種類おける残高のみです。
※補填に充当される資金はプラスの残高から優先的に充当され、有効なプラスの残高が無くなった後にクレジットボーナスから補填されます。
補填される優先順位
複数口座に有効なプラスの残高(またはクレジットボーナス)がある場合は、以下の3つの優先順位となります。
・補填が必要な口座の通貨と同じ通貨の口座から優先して充当されます。
・残高が多い口座から優先的に充当されます。
・残高が全て無くなった時点で、クレジットボーナスが多い口座から優先的にマイナス残高へ補填されます。
同額の残高が複数の口座に存在する場合
有効なプラスの残高(またはクレジットボーナス)が「同額」で複数口座にある場合は、口座開設日時が古い口座から優先的に補填されます。
※補填に使用される口座にオープンポジションがあってもマイナス残高の補填に充当されます。
マイナス残高の口座が複数ある場合
マイナス残高の口座が複数ある場合は、マイナスの金額が大きい口座から順番に相殺の対象となります。
プラスの口座残高をすべて使用してもマイナス口座が残る場合、もしくは、保有されている口座が1つのみの場合はゼロカットを実行し、BigBossがマイナスを補填します。
具体例
口座 | 保有している残高 | 保有しているクレジットボーナス |
---|---|---|
A | -2,000,000円 | 20,000円 |
B | 300,000円 | 50,000円 |
C | 150,000円 | 100,000円 |
D | 10,000円 | 0円 |
USD/JPY=135の場合、上記の口座状態であれば、口座Aマイナス200万円の補填は以下の順番で行われます。
①口座BのBalance30万円が使用される
②口座CのBalance15万円が使用される
③口座DのBalance1万ドル(135万円)が使用される
④口座CのCredit10万円が使用される
⑤口座BのCredit5万円が使用される
⑥口座AのCredit2万円が使用される
⑦残りマイナス3万円はゼロカットされる
ゼロカットされるときの注意点
クライアントが保有する4つのタイプの口座Standard,Pro Spread, MASS Standard, CRYPTOS(全通貨)口座のうち、1つでもマイナス残高の口座があった場合、残高がある他の口座からの出金は不可となります。
CRYPTOS口座からの出金申請も不可です。
オープンポジションを保有する口座残高(またはクレジットボーナス)を補填する事で、結果的にその口座でストップロスが発生するケースでも補填処理は実行されますので、口座の資金管理は欠かさず行なってください。
※補填処理の結果、発生したストップロスに関しては自己責任となり、BigBossと当サイトでは一切の責任を負いません。
まとめ
BigBoss(ビッグボス)は、ゼロカットルール(Negative Balance Protection)を採用しています。
これまで「口座単位」で行っていたゼロカットですが、2023年6月から、「ユーザー単位」でのゼロカットへルールが変更となります。
しかし、ゼロカットされるタイミングは頻度を増しました。
複数の口座を使って取引している方は、一定以上の利益を手に入れるとと出金して利益確保をして、複数の口座残高にマイナスを作らないように取引を行なってください。
この記事では、BigBossが導入する新しいゼロカットシステムに関するルールについて説明しました。
コメント(Comment)