FBSは、高い評価を得ているVPSの復活を発表しました。
このサーバーがあれば、接続やセキュリティ問題を心配する必要はありません。そして、取引を新たなレベルに引き上げることができます。
‘VPS’という言葉が聞き慣れないという方のために、この記事では、VPSとは何か、それがどのように機能するのか、FBSにおけるVPSの設定方法を解説します。
VPSとは
VPSとは、ユーザーが自分のパソコンに物理的にアクセスできなくても、プライベートな環境でオペレーティングシステム(OS)のコピーを作成し、アプリやプログラムを操作できるようにする仮想ホスティングシステムのことです。
パソコンなどから直接、金融商品を取引を行う場合は、注文や約定をするために、自分のハードウェアとインターネット回線に依存します。
しかしながら、負荷がかかりメモリーが低い場合は、パソコンが固まって動かなくなったり、接続が集中してインターネットが一時的に切断されたりすることもよくあります。
その障害は、取引の際には大きな負担となります。
その一方で、VPSシステムは、クライアント側で起きている障害に影響されずに、隔離された環境を提供しています。
インターネットに接続できなくなったり、停電に見舞われても、動作は継続されます。
これは、リスク管理戦略において重要な役割を果たすこととなり、潜在的な不測の事態から取引を保護するのに役立ちます。
VPSの仕組み
VPSの技術は、1つの物理サーバーを複数の別々の仮想サーバーに分割して行っています。
基本的には、VPSはクラウドサービスに近い仕組みですが、写真や動画を保存する代わりに、コンピュータの全データを持ち、どのデバイスからでもプログラムをリモートコントロールすることが可能です。
VPSは、安価な共有ホスティング(物理スペースと仮想スペースを他ユーザーと共有するホスティングシステム)と高価な専用ホスティング(物理スペースと仮想スペースを別々に所有することができるシステム)の中間的ホスティングサービスと言えます。
VPSを使用する場合、物理的サーバーは他人と共有しますが、仮想環境は自分一人のものなので、共有ホスティングよりもはるかに安全となります。
FX取引にVPSを使うべきである理由
VPSとは何か、それがどのような仕組みなのかを理解したところで、金融商品の取引とどのような関係があるのかを説明します。
VPSは多機能なシステムです。
VPSは様々な場面での応用が可能で、ウェブサイトのオーナーがサイトを拡張したいけど、別途専用サーバーを用意する余裕がない場合によく利用されます。
VPSは信頼性が高く、柔軟で安全なホスティングサーバーとして知られています。そして、ウェブサイトの安定した運用と高速インターネット接続を確保することができます。
これらの属性は、金融商品の取引でも利用できます。
金融商品を取引するとき、とても性能の高いパソコンとインターネットへの安定した接続が必要となります。
特に、株価、為替、仮想通貨といった取引商品は毎秒更新されるので、1秒でも遅れると、せっかくの取引機会を失ってしまう可能性があります。
これらがVPSを利用した方がよい理由です。
VPSは、FXトレーダーが取引プラットフォームに24時間365日アクセスできるようにすることができます。
特に、自動売買ソフト(Expert Advisorなど)を活用する場合に有効となります。
取引用にVPSを設置すると、パソコンをつけ続けていても、停電の心配はありません。
VPSは、プラットフォームへのアクセスが常に途切れず、複数の取引プラットフォームに同時にアクセスすることも可能となります。
FX取引をするときのVPSを利用する5つのメリット
VPSを使用した方がいいのかどうか迷っている人はは、このようなVPSを使うメリットについて説明します。
安定性
VPSは、取引プラットフォームへの安定的なアクセスを提供します。 パソコンとは違い、VPSは停電やインターネット接続の弱さに影響されません。なので、予期せぬ取引機会の中断で、コストがかかる心配はありません。
セキュリティ
1サーバーで複数VPSをホストしていても、各仮想サーバーは他サーバーから分離されているため、誰もお客様のデータにアクセスすることはできません。
VPSを所持するということは、FX取引に特化した全く別のコンピュータを持つことと同じことです。
また、VPSは全情報とデータのバックアップコピーを作成するための優れたツールでもあり、万が一、パソコンに異常が発生した場合にも、これまでの経過をすべて復元することができます。
可用性
FBSなどの多くのブローカーは、クライアントに独立したVPSを設定する機会を与えています。
従って、いつでも好きなときに、あるいはその気になったときに行うことができます。
また、VPSは専用サーバーに比べて、セットアップがとても簡単で、パソコンの操作が苦手な人にも簡単に設定ができます。
アクセシビリティ
VPSを利用すれば、世界中のどんなデバイスや場所からも取引プラットフォームにアクセスすることが可能です。
これによって、取引をより便利なものに変えることができ、今の時点でパソコンにアクセスできない場合でも、より多くの時間を取引に費やすことができるようになります。
スピード
仮想サーバーを使わず取引する場合、クライアントが保有しているパソコンのスペックとインターネット回線に依存します。
世界一高速なパソコンや回線を使用していても、回線の障害やエラーによって、取引注文が遅れてしまう可能性は高くなります。
VPSはクライアントのインターネット速度に関係なく、取引プラットフォームに直接接続するので、この問題を解消することができます。
このように、VPSは、取引するときにおいてインターネット接続とPCのスペックという2つの大きな障害を解決しており、時間とお金を節約するのに役立ち、信頼できるサーバーとして機能しています。
FBSで取引するときにVPSを無料で利用するための2つの条件
VPSを無料で利用するためには、「450ドル以上を入金する」「1ヵ月以内に3ロット以上取引」を2つの条件が必要となります。
口座開設後に450ドル以上の入金
VPSを無料で利用するためには、まず450USD以上をVPSを利用したい口座に1回で入金することが必要となります。
この条件を満たせば最初の1ヶ月は無料となります。
それから、翌月以降も無料で使用したい場合は以下の2つ目の条件が必要となります。
1ヵ月以内に3ロット以上取引
450ドル以上を入金して1ヵ月以内に3ロット以上取引してください。
つまり、翌月以降も無料で使用したい場合は前月の取引量3ロット(ECN口座は除く。セント口座では300ロット)を取引する。
そして、毎月3ロット以上(セント口座では1ロット=0.01標準ロット)を取引する場合、VPSを無料で利用し続けることができます。
株式の取引をする場合(株式取引はMetaTrader5でのみ取引可能)、1ロット=0.1標準ロットとなります。
暗号通貨口座での入金やロット取引、株式や暗号通貨銘柄、日本株式市場指数(JP225)の取引は、VPSの支払い時にカウントされません。
また、ECN口座とクリプト口座で取引された取引量(ロット)はカウントされません。
アップグレードされたVPSサーバーを入手するには、プロ口座に少なくとも1,000ドルを入金する必要があります。
注意事項
3ロット以上取引しない場合、翌月にFBSは33USDを請求します。
つまり、VPSの利用料金は、サーバーの設定で指定された口座から差し引かれます。
指定された口座に資金が足りなかった場合、FBSは他の既存の口座から33ドルを差し引きます。
ECN口座とクリプト口座で取引されたロットはカウントされません。
アップグレードされたVPSサーバーを入手するには、プロ口座に少なくとも1,000ドルを入金する必要があります。
すべての口座に資金が足りない場合、または取引量の条件が満たされていない場合、サービスは無効になります。
一人のクライアントが同時に保有できるVPSは1つだけです。
一度VPSを有効化して、たまたまそれをキャンセルした場合、VPSを再有効化するには、再び450ドル以上を入金しなければなりません。
FBSでVPSと自分のパソコンとの接続方法
1) クライアントポータルにログインした後、上メニューの「プロモーション」>「VPSサービス」を選択。
2) 450USD以上をVPSを利用したい口座に入金した後、以下のようなサイトが現れます。
サーバーの場所を選択して下さい。 自分が取引する場所に近いほど、VPSはより良く機能します。
FBSはロシアの会社です。約定力を考慮したい場合は、ロシアに近いロンドンか、日本居住者の場合は日本など地理的に近い場所を選択して下さい。
VPSを有効化した後、これをキャンセルして新たに450ドルを入金することによってのみ場所を変更できることに注意してください。
この選択は、VPSサーバーをアクティブにするときに、どのプラットフォームがデフォルトでインストールされるかを選択することができます。
もちろん、VPSでMT4とMT5の両方のアカウントを使用することができ、場所の選択は、VPSサーバーをアクティブにするときにどのプラットフォームがデフォルトでインストールされるかを選択することです。
両方のプラットフォームを同時に使用したい場合は、VPSから切断し、2つ目のプラットフォームをダウンロードする必要があります。
3) 「VPSを許可する」をクリックすると、以下のようになります。
そして、以下の4つの情報が表示されます。
・ロケーション;
・IPアドレス;
・ユーザーネーム: Administrator
・パスワード
この4つの情報は、ログイン時に必要ですので必ずメモをして記録して下さい。
Windowsを利用する場合は、デフォルトでリモートデスクトップに接続するアプリが入っています。
MacBookを利用する場合、「Remote Desktop」というアプリをインストールしてください。
パソコンで「リモートデスクトップ」と検索して、下記のアプリを起動させてください。
「リモートデスクトップ接続」をクリックすると、以下のように表示されます。
コンピュータの欄には、VPSサーバーの「IPアドレス」を記入して下さい。
ユーザー名の欄には、「Administrator」と記入して下さい。
次に、パスワードを求められるので、VPSサーバーを作成した時の「パスワード」を入力して下さい。
そこで、「OK」をクリックしてください。すると以下の表示が現れます。
「Yes」をクリックして下さい。
すると、以下のようなデスクトップ画面(VPS)が表示されます。
これで自分のパソコンとVPSとの接続は完了です!
取引セッション後にVPSを閉じるには、上記の図のページの上部にある[x]記号をクリックします。
そして、「OK」をクリックしてください。
これで、VPSと自分のパソコンの接続を切ることができます。
FBSでVPSと自分のパソコンとの接続解除の方法
まず、FBSのクライアントポータルにログインして、VPSサーバーのページへ移動して下さい。
③「サーバーをキャンセル」をクリックして下さい。
FBSでVPSを契約した場合は、月の途中でVPSサーバーと解約しても1ヶ月分の支払いが生じます。
従って、FBSで取引するときにVPSの契約を解除したい場合、月末に契約解除をして下さい。
さらに、解約後に再びFBSでVPSを契約する時は450ドルの入金が必要になります。
VPSを設定を設定するときのよくある質問FAQ
まず、VPSサーバーの作成には、数分から1時間程度の時間がかかります。
VPSの状況は、こちらから確認できます。
必要な情報を受け取ってから、インストールを開始できます。
以下では、VPSを設定する際にエラーになった場合を紹介します。
無効な認証情報が入力されました。
正しいログイン情報を入力しているか確認してください。
IPアドレス、ログイン、パスワードの誤入力を避けるため、すべてのログイン情報をコピーペーストすることをお勧めします。
多くのプログラムが実行されています。
デバイス上で同時に多くのプログラムが起動された場合に発生することがあります。 この場合、端末のパフォーマンスを上げるために、今必要でないプログラムを終了してみることをお勧めします。
機器の再起動が必要な重要なシステム更新
利用しているパソコンなどの機器とリモートコンピュータ(VPS)の両方で、OSの更新とそれに続く再起動が必要な場合です。
何らかの理由で再起動時に問題が発生した場合、クライアントの要望に応じてリモートでVPSを再起動することができます。
そのためには、本人確認に使用した書類をライブチャットまたはsupport@fbs.comまでメールでお送りください。
VPSを再起動した後、再起動を行う必要があります。
まとめ
FXやCFDを取引するとき、一秒一秒が新たな取引チャンスをもたらします。
その一方で、チャンスを逃してしまうこともあります。
従って、取引の邪魔になるような障害から取引戦略を守ることが重要となります。
VPSは、自宅の限られた物理的リソースに頼ることなく、取引プロセスを整理することができる優れたシステムです。
VPSの設定は、難しくありません。
FBSは独自のVPSを導入し、FBSの取引プラットフォームへの無制限のアクセスを提供しています。
そして、オフラインモードでも24時間365日の運用を確保しています。
接続問題で取引が中断されることはありませんので、安心して利用できます。
FBSの取引専用のVPSは、自動化された継続的取引を保証するために、ユーザーが任意のエキスパートアドバイザーをインストールすることができます。
この機会を逃さずに、今すぐ新しいVPSで取引を開始しましょう!
コメント(Comment)